塗り替えにかかる費用はどれくらい?
住まいの塗り替え基礎知識 塗り替えにかかる費用はどれくらい? 塗装工事の工程と施工方法について おおよその施工エリア Q&A 会社概要


塗装する箇所
コロニアル屋根
外壁(リシン)
外壁(サイディング)
外壁(吹付タイル)
玄関ドア
ウレタン防水
シート防水

塗装前のコロニアル屋根の状況です。
コケがたくさん生えています。
高圧洗浄を行います。
近隣に洗浄水が飛散しないように足場は軒上1〜1.5m高く架け、 飛散防止用のメッシュシートを全面に張ります。
洗浄後の写真です。
丁寧に洗浄するとこの様にとても綺麗になります。
下地処理を完璧に行わないと、どんなに高級な塗料を塗装しても数年後に塗膜が剥がれてしまいます。

塗装する技術より
しっかりとした下地処理が大切です
笠木のトタンや雪止金物はカラートタンやカラーステンレスを使用しています。 普通の錆止めではなく、付着力の強いエポキシ系錆止めを塗布します 。
縁切り部材を設置します。
コロニアル屋根を塗装すると屋根材の重なり部分を塗料が塞いでしまいます。
重なり部分がくっついてしまうと、毛細管現象で吸い上げた水分や結露した水分の逃げ場所が無くなり、数年間かけて下地の木部を腐食させてしまいます。
最悪の場合コロニアル屋根どころか、下地のコンパネや木部を全部剥がして屋根を全部剥がして屋根を葺き替える事となります。
この写真では設置状況がよくわかりませんが、縁切り部材は厚み2ミリ程度の樹脂製で設置することにより、重なり部分に2ミリ程度の隙間を確保し、塗料により重なり部分が塞がらないようにする部材です。

いよいよ屋根の塗装の始まりです。
今回は2液の含浸タイプのプライマー(下塗り材)を塗布します。 含浸タイプですので、コロニアルの屋根材の表面から下の部分で下塗り材が定着し、次に塗装する上塗り塗料の吸い込み防止と、剥離防止の効果があります。

たっぷり塗布し、次の中塗りまで十分な乾燥時間をとる必要があります。

 

上塗りの1回目です。
上塗り塗料の種類は2液弱溶剤アクリルシリコン、1液弱溶剤アクリルシリコン、1液水性反応硬化型アクリルシリコンなどがありますが、上塗り塗料に関してはどの塗料を選択してもある程度の耐候性は期待していただいて結構です。
写真左/上塗り1回目が完了した状態です。吸い込みムラ、下地の出ている部分があります。
写真右/上塗り塗料の2回目です。たっぷり塗布するより、溜まりやムラがない様に均等に塗布します 。
写真では判りにくいですが、肉眼で見るとコロニアル屋根の重なり部分の隙間は確保されており、屋根の下地への影響は心配しないで良いでしょう。
屋根材の表面もツルツル・ピカピカに仕上がりました。